TOPページ(バグダッド・カフェとは)

『バグダッド・カフェ』(Bagdad Café 原題Out of Rosenheim) は、 1987年制作の西ドイツ映画。
アメリカ合衆国ラスヴェガス近郊のモハーヴェ砂漠のうらぶれたカフェに集う人々と、そこに現れたドイツ人旅行者ジャスミンの交流を描く作品。
日本では1989年にシネマライズで初公開されて大ヒットし、当時のミニシアターブームを代表する一作となる。また、ジェヴェッタ・スティールが歌うテーマ曲「コーリング・ユー」は、アカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされ、80組を超えるアーティストがカバーするヒット曲となった。
1994年には『バグダッド・カフェ 完全版』がリバイバル上映され、新たなファンを呼んだ。
2008年には、パーシー・アドロン監督が全てのカットの色と構図を調整し直した『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』が製作され、カンヌ国際映画祭で上映された。日本でも、初公開から20年周年を迎えた2009年12月5日よりユーロスペース、シネ・ヌーヴォほかで全国順次公開された。

あらすじ

ドイツはミュンヘン郊外、ローゼンハイムからの旅行者ジャスミンは、アメリカ旅行中に夫と喧嘩をし車を降りてしまう。彼女は重いトランクを提げて歩き続け、モハーヴェ砂漠の中にあるさびれたモーテル兼カフェ兼ガソリンスタンド「バグダッド・カフェ」にやっとの思いでたどり着く。いつも不機嫌な女主人のブレンダ他、変わり者ばかりが集う「バグダッド・カフェ」。いつも気だるいムードが漂う中、ジャスミンが現れてから皆の心は癒されはじめる。あの不機嫌なブレンダさえも。そして二人はいつしか離れがたい思いに結ばれていくのだが……。

メインキャスト

ジャスミン:マリアンネ・ゼーゲブレヒト
ブレンダ:CCH・パウンダー
ルーディ:ジャック・パランス
デビー:クリスティーネ・カウフマン
フィリス:モニカ・カローン

ミニシアターとは

ミニシアター (mini theater) は、ブロックブッキングなどによる大手映画会社の直接の影響下にない、独立的な映画館のことをいう。旧来は「単館系」と呼ばれたものも指す。
一般に、定員200人程度までの小さい映画館であることが「ミニ」という名称の由来である。2009年現在、多くのシネマコンプレックス(シネコン)においては「定員200人クラスのスクリーン」は、標準サイズであるが、「ミニシアター」という用語が出現した当時、特に首都圏においては、定員500人級ないし1,000人級というスクリーンが標準であったため、それと対比して「ミニ」と称された。ただし、後述のとおりあくまで運営形態などを指すものであり、館の規模だけによる分類ではない。例えば、ピンク映画や日活ロマンポルノを上映する成人映画館でも、特にこれらが活発に公開されるようになった1970年代以降に開業した映画館では200人以下の規模の施設が多いが、一般的にはミニシアターとは呼ばれず、まれに小劇場と呼ぶことがある。
上映作品は都市部の場合、映画館が決めた方針によって上映される映画のジャンルが決まっていることが多い。しかし、地方では映画館の館数が少ないこともあり都市部でヒットした作品を後で上映したり、名画座的な興行の間に新作を入れる程度のミニシアターや、シネコンで1スクリーン程度を常時割り当てている地域限定展開のシネコンなどもある。
一般的に「ミニシアター=単館上映」と捉えられがちだが、2003年頃から、複数の映画館で一斉に封切られるミニシアター作品も増えてきた。加えて、2006年ごろから生じ始めたシネコン間の競争の中で、ミニシアター系と分類される作品を上映するシネコンが増加し、最終的に上映館が150館という映画も存在している。例として『誰も知らない』(是枝裕和監督、2004年)などが該当する。平均的には、全国展開のシネコンチェーンで公開されるなどして、30 - 40スクリーンで公開する作品も多く、それらも一般的には「ミニシアター系」と分類されるため、従来から使われている「単館系」「全国拡大系」といった分類は曖昧なものとなっている。加えて2007年以降、「ミニチェーン」「単館拡大系」と呼ばれる公開形態も現出するようになった。
一方、シネコンでミニシアター作品が上映されるようになり、さらには、配給会社とシネコンとの力関係その他の事情により、「その地域では、シネコンでしか上映しないミニシアター作品」もあらわれるようになった。その結果、シネコンとミニシアターの棲み分けが崩れつつあり、それが、旧来のミニシアターの興行や経営に影響を与えている面もある。
2010年頃からミニシアターの閉館が続いており、若者のミニシアター離れが指摘されている。

歴史

1968年に設立された岩波ホールの総支配人だった高野悦子と、彼女を支えた東宝東和の川喜多かしこが、1974年にエキプ・ド・シネマ(フランス語で「映画の仲間」の意)をスタートし、ロードショー公開されない世界中の良作を上映する運動を始めたことがミニシアターの始まりである。
1980年代中盤にヌーヴェルヴァーグの作品群や『ニュー・シネマ・パラダイス』『ベルリン・天使の詩』などのヨーロッパ映画を上映することでミニシアターブームと呼ばれる現象を生む。現在でもこれらに近い系統のおもに女性向けの映画が多く上映される傾向にある。

ミニシアターマップ

北海道

シアターキノ(札幌市)
シネマアイリス(函館市)
シネマ・トーラス(苫小牧市)
CINEとかちプリンス劇場(帯広市)
シアターボイス(北見市)
大黒座(浦河町)

東北

シネマディクト(青森県青森市)
八戸フォーラム(青森県八戸市)
盛岡フォーラム(岩手県盛岡市)
シアタープレイタウン(秋田市)
仙台フォーラム(宮城県仙台市)
チネ・ラヴィータ(宮城県仙台市)
桜井薬局セントラルホール(宮城県仙台市)
山形フォーラム(山形県山形市)
鶴岡まちなかキネマ(山形県鶴岡市)
福島フォーラム(福島県福島市)

関東

角川シネマ有楽町(千代田区)※旧「シネカノン有楽町1丁目」。
ヒューマントラストシネマ有楽町(千代田区)※「シネカノン有楽町2丁目」から2009年12月に館名変更。
岩波ホール(千代田区)
銀座テアトルシネマ(中央区)
シネスイッチ銀座(中央区)
キネカ大森(品川区)
シネクイント(渋谷区)
シネマライズ(渋谷区)
ル・シネマ(渋谷区)
ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷区)※「アミューズCQN」より2008年12月に館名変更
シアターN渋谷(渋谷区)
ユーロスペース(渋谷区)
アップリンクファクトリー・UPLINK-X(渋谷区)
シアター・イメージフォーラム(渋谷区)
渋谷HUMAXシネマ(渋谷区)※「シネマGAGA!」より2008年12月に館名変更
新宿武蔵野館(新宿区)
シネマート新宿(新宿区)
シネマスクエアとうきゅう(新宿区)
テアトル新宿(新宿区)
K's cinema(新宿区)
短編映画館トリウッド(世田谷区)
ポレポレ東中野(中野区)
シネ・リーブル池袋(豊島区)
シネマ・ジャック&ベティ(横浜市)
深谷シネマ(埼玉県深谷市)
川越スカラ座(埼玉県川越市)
シネマテークたかさき(群馬県高崎市)

中部

新潟・市民映画館シネ・ウインド(新潟市)
十日町シネマパラダイス(新潟県十日町市)
シネモンド(金沢市)
メトロ劇場(福井市)
フォルツァ総曲輪(富山市)
進富座(伊勢市)
シネギャラリー(静岡市)
シネマイーラ(浜松市)
シネマスコーレ(名古屋市)
シネマテーク(名古屋市)
名演小劇場(名古屋市)
ゴールド劇場(名古屋市)※2012年2月3日閉館
シルバー劇場(名古屋市)※2012年2月3日閉館
伏見ミリオン座(名古屋市)
センチュリーシネマ(名古屋市)

近畿

テアトル梅田(大阪市)
梅田ガーデンシネマ(大阪市)
シネリーブル梅田(大阪市)
第七藝術劇場(大阪市)
シネマート心斎橋(大阪市)
シネ・ヌーヴォ(大阪市)
PlanetPlus1(大阪市)
シネリーブル神戸(神戸市)
神戸アートビレッジセンター(神戸市)
元町映画館(神戸市)
神戸映像資料館(神戸市)
塚口サンサン劇場シアター1(尼崎市)
京都シネマ(京都市)
京都みなみ会館(京都市)
新京極シネラリーベ(京都市)

中国・四国

シネマ・クレール(岡山市)
サロンシネマ(広島市)
シネツイン本通り・新天地(広島市)
横川シネマ!!(広島市)
シネマモード(広島県福山市)
ホールソレイユ(香川県高松市)
アイシネマ今治(愛媛県今治市)
シネマルナティック湊町(愛媛県松山市)

九州・沖縄

KBCシネマ(福岡市)
シネリーブル博多駅(福岡市)
ソラリアシネマ(福岡市))※2011年11月30日閉館
シアターシエマ(佐賀市)
Denkikan・熊本松竹(熊本市)※2009年8月から、館名をDenkikanに統一。
長崎セントラル劇場(長崎市)
シネマ5(大分市)
日田シネマテーク・リベルテ(大分県日田市)※2009年6月再オープン。
宮崎キネマ館(宮崎市)
Gardens Cinema(鹿児島市)※2010年4月オープン。
リナシアター(鹿児島県鹿屋市)
桜坂劇場(沖縄県那覇市)